用語辞典というツール
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2008年7月14日
つぼじりでございます。
本日は「グラフィックの最新作!」ではありませんが、いろんな重たいものが詰まった制作物のご紹介です。お客様はニツコー熔材工業株式会社様。溶接材料の製造販売を核に、溶接工事という加工技術までを総合的にご提供されているメーカー様です。私どもとは10年を超えるお付き合いをさせていただいておりますが、今日の記事でご紹介するのは、その関係の中から生まれた制作物と思っています。
制作物名:ニツコー熔材工業・溶接用語辞典
目的:中途入社の方々への溶接用語のレクチャーと、ご販売先の新入社員様への啓蒙

基本的には、溶接に関する各種用語をわかりやすく解説する、辞典のような内容。色目、デザインなど、地味なツールです。しかし、ここに記載されているのは、用語、解説のほかにもうひとつ、「編集者からのコメント」という項目があります。これが、今回ご紹介する大きな理由です。

その内容については、ニツコー熔材様の営業マンの方々が編集者として、すべての原稿をお書きになりました。そこに入っているコメントの内容は、自分が新入社員だったころの用語理解の勘違い、その用語についての思い・考え、そして営業的な内容も含めてさまざま。まさに、営業マンのキャラクターがそのまま文章になっています。この制作物は隠岐(おき)が担当させていただいておりますが、どなたが書かれた文章か、おおおそ想像できると言っていました。決して文章のプロではない方々が、慣れない作業と格闘した結果に生まれたもの。それはまさに「自分のプロフィール」なのです。このツールは、社内向け、というよりも、ご販売先様に対する営業マンの「自己紹介」ツールとしての意味合いを、大きく含むこととなりました。
統括をされている方からも「営業マンが自分の言葉が印刷されて感動し、しかもお客様からツッコミが入る。皆が共同で作ったということもあり、大いに活用している」という有り難いお言葉も頂戴いたしました。
いま、いろいろなお得意先様とお話をしていて、どちらもますます業務が多忙になっていると伺います。そんな中で、今回ご紹介したような「作業」を行っていただくのは、まさに至難のこと。しかし、それをやりとげることによって生まれる効果を話し合えることは本当に幸せな関係だと思っています。
販売促進とは、広告と違い、メッセージを発信する人と受け取る人の間に、何人も人がいる仕事です。いいデザイン、いいコピー、いい企画、の前にやらなければならないこと。それは我々FICの代表である南の言葉を借りると「相手の立場になって考えなさい。その人は、誰に何を伝えないといけないのか。それを知らずには何も作れない」。
何せ人に関わることばかり。まだまだ勉強しないといけません。
